在米歯科医の南英漢同窓、120周年記念で1億ウォン寄付(2026.01.20)
在米歯科医師 南英漢 同窓
母校120周年を迎え1億ウォンを寄付

在米歯科医師であり韓民族平和病院建立財団の南英漢会長(神学科67学番同窓)が、「開校120周年 感動寄付リレー」の一環として発展基金1億ウォンを寄付した。今回の寄付には、統一と平和に向けた人材育成に力を添えたいという南会長の長年の思いが込められている。
1945年に京畿道坡州で生まれた南会長は、1970年に三育大の前身である三育神学大学神学科を卒業した。その後1972年に米国へ移住し、40歳という比較的遅い年齢で歯学の道に挑戦した。オレゴン州立大学歯学予科、ミズーリ大学歯学部を卒業し、44歳で歯科医師となって米国ロサンゼルスを中心に30余年活動した。
在米韓国人社会で成功した医療人として地位を確立した彼は、医療を通じた朝鮮半島平和構想を実践してきた人物として国内外メディアの注目を集めた。
南同窓は2004年、非営利機関である「韓民族平和病院建立財団」を設立し、非武装地帯(DMZ)近隣に南北の住民を共に治療する平和病院の建設を推進した。当時、南北関係が比較的柔軟だった時代の流れの中で、彼の構想は人道主義を媒介とした南北交流モデルとして注目を集めた。



この過程で、ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領をはじめ、ジミー・カーター元米国大統領、潘基文元国連事務総長、国際赤十字および国境なき医師団関係者など、世界の平和・人道主義分野の主要人物と接触し、国際的な共感の基盤を形成した。国内でも歴代大統領や政治・社会各界の人物から支持を受け、「医療を通じた平和アプローチ」という独自のビジョンを提示したと評価された。
しかし、南同窓は「12~13年前と今の朝鮮半島情勢は明らかに違う」と語る。過去には南北間で対話の余地があったが、現在は北朝鮮の明確な拒否意思により、平和病院構想が停滞状態に置かれているという。実際に彼は北朝鮮を9回訪問して可能性を打診したが、環境の変化によりこれ以上の進展を図るのが難しい状況に直面したと説明した。
こうした現実認識は活動の方向にも変化をもたらした。直接病院を建てる実践の段階から、今は自らのビジョンと経験を引き継ぐ「次の担い手」を探すことに力を注いでいる。南同窓は「統一は個人の夢ではなく、私たち民族すべての願いだ」とし、「このビジョンを受け継いで実践する後学が現れることを願う気持ちで時間を過ごしている」と明らかにした。

今回の寄付も、こうした考えの延長線上にある。南同窓は「学生時代、学費を納められず苦労したとき、先生方や名前も知らない支援者の助けで学業を終えることができた」とし、「文書に残らない借りを背負って生きてきたという思いから、その責任を社会と次の世代に返したかった」と寄付の背景を説明した。
特に彼は後輩たちに、統一を「大げさなスローガン」ではなく「実践の課題」として受け止めてほしいと願っている。南同窓は聖書ルカによる福音書に登場する「善きサマリア人」に言及し、「傷つき苦しむ人々を、教派や理念を超えて助けることが必要だ」とし、「その役割を次の世代が引き継いでほしい」と強調した。
諸海鍾総長は「開校120周年を機に同窓の貴い志を受け継ぎ、統一と人類平和を準備する人材育成に一層力を尽くす」と述べた。

